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岡崎 玲子

レイコ@チョート校―アメリカ東部名門プレップスクールの16歳

レイコ@チョート校―アメリカ東部名門プレップスクールの16歳 人気ランキング : 72509位
定価 : ¥ 735
販売元 : 集英社
発売日 : 2001-11
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 735
読めば読むほど味がでる本です。すごい人ですね。

まず感じたのが著者の観察眼の鋭さである。何でもないような日常の出来事の本質を実に克明に捉えている。そして頭の中で無意識に日米比較ができているようだ。だから日本の読者の視点に立って書かれてあるのだが、実際には彼女は違和感無く対岸で暮らしているのである。言葉だけでなく感覚的にある現象に対して、日米双方の気持ちで"思う”ことが出来る。私にこんな芸当ができれば、人生を2倍楽しむことができるだろう。著者は気づかぬうちにこういった高みに昇っており、上空から世の中を見渡しているかのようだ。完成された帰国子女のすがたをそこに見るのは私だけであろうか。英語だけでなく日本語もほぼ完璧だ。

レップスクールに学ぶ

「アメリカのスーパーエリート教育」(石角完爾、ジャパンタイムズ)を読んでから本書を読んでみました。実際にプレップスクール(寄宿生私立高校)で学んでいる体験談を読むことで、2冊のどこにどれ程のギャップがあるのか知りたかったからです。簡単な比較は出来ませんが、読後に物足りなさを感じます。もっと親の、学校側の、先生のプレップスクールについての考えを多面的に知りたくなりました。卒業後20年ほどたってから回想するほうが、レップスクールで学んだ意義や影響も分かる部分も出てくると思いました。その意味で時間というフィルターを通した後の著書を期待したいです。

アメリカンスクールの実態が新鮮でした。

よくテレビで見るアメリカンスクールのイメージとは
大分違う名門校の厳しい教育の実態がわかり新鮮であった。
著者は若くしてみずから厳しい環境に身を投じ苦労しながら
も着実になにかを身につけていっている姿に感銘をうけた。

米国プレップスクール出身者が日本のリーダーになる日、が来る?!

 米国のプレップスクールで充実した生活を送る著者。
 同じ著者の「9・11ジェネレーション―米国留学中の女子高生が学んだ『戦争』」も女子高生とは思えないしっかりした内容でした。プレップスクールで日々才能を伸ばしている様子が伝わってきます。
 米国本土でのプレップスクール事情にご関心があれば、「米国のスーパーエリート教育」石角完爾著もご参考になると思います。(三菱商事の槇原稔会長も、名門ボーディング・スクール(セント・ポールズ・スクール)の出身だとか。)
 日本史の代わりにアメリカ史を必修で学ぶ日本人がたくさん増えては困りますが、読んでいてとても楽しい本です。

本当のエリート教育について考える

 読み始めた直後は、彼女が帰国子女でありその後も通信教育で高度な英語を勉強していたこと、入学には経済的制約があることなどを知り、彼女の特別さに対してちょっと切なくなり、割り切って楽しんで読もう、と思いました。しかし読みきった後に感じたことは、高校生とは目的に向かってこんなにもがむしゃらに頑張る時期なんだ、と。また一部のエリートには高校時代に限られた科目の勉強だけが必要とされる日本と違うもっと広い教育、例えば自分で集めた資料を基におこなうレポートや討論、そして芸術、政治、経済などの広い知識、集団生活による協調性、などの勉強をかなりさせるような環境が必要なのでは?と感じました。漠然とした意見で失礼かと思いますが政治的に日本がうまくいかない理由のひとつなのでは?

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