遠藤 周作
留学
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留学生が感じる孤独と挫折 |
留学生活に必ず起きるといっても過言ではない<孤独>と<挫折>。大志を実現しようと無理を重ねるうちに超えられない熱い壁に失望する姿や、外国の狭い日本人社会、いつのまにか生気を失ったように現地で生きていく人の姿 等、留学生が抱える<大志>と<現実>をひしひしと描く。
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昔の留学生 |
フランスへの日本人留学生の短編集。 遠藤も20代の頃留学しており、そのときの体験がもとに なっていると思われる。
印象に残ったのは、フランスに留学した大学講師が、ヨーロッパ文化の前に挫折し、また結核にかかって失意のまま帰国する話。遠藤は留学生には3つのタイプがあるといい、この主人公は、フランスの文化(石の文化、ヨーロッパ文化)にぶつかり、負けてしまったパターン。
出版当時は新鮮であったであろうヨーロッパ批評、日本批評であるが、こんにちの読み直しにおいては、紋切り型との批判は免れないだろう。

